オリカを作るための印刷方法。製作に入る前に必要な印刷を解説
オリカを作るための印刷方法は2種類あります。
主にこの2種類の印刷方法で作ります。
その他にも昇華転写印刷等もありますが、今回は説明をインクジェットとプリンターのみで解説したいと思います。
イラストを印刷
まず、どんなイラストで作るかを決め、サイズ調整などし印刷をします。
イラストの印刷に使うのは、インクジェットプリンター用のラベルシール。
先に補足しておくと、今回説明に使う物は、私が最近お気に入りにしている作り方という事です。
これでないとダメというわけではない事は言っておきたいと思います。
イラストに使用する用紙
インクジェットプリンター用のラベルシールで、エーワンのラベルシール透明、ツヤけしタイプを使います。
ツヤけしと光沢のタイプがありますが、どちらでも構いません。
今回ツヤけしを選んだ理由は、このイラスト面を一番上の層に使う予定だからです。
光沢のタイプに比べ、ツヤけしタイプはサラサラとした表面になっていて、印刷後の触り心地がいいのが特徴的です。
イラストの印刷について
レーザー用ではなく、インクジェット用を使う理由は、印刷のきめ細やかさがインクジェットの方が良いためです。
また、透過率の違いからインクジェットで印刷する方がキラ加工の発色も良くなるので、イラストはインクジェットを使う事が、比較的私は多いです。
トレーディングカードサイズのオリカを作成する場合は、だいたいA4サイズで9枚まで1シートで作成が可能になります。
出来るだけロスが無いように、何を印刷するかを考えて9枚一気に印刷していきます。
そのため、一枚だけ作りたい場合がかなり悩みます。残り8枚何を印刷しようかと考え、無理に印刷したがために、大量にストックする事も多々あります。
箔押し用の絵を印刷
次に、レーザープリンターで箔押し用の絵を印刷します。
箔押しにはスタンピングリーフという箔をつけるための道具を使いますが、これはレーザープリンターのトナーを使用するため、レーザープリンターでの印刷が必要となります。
箔押し用の絵について
同じくこちらも、9枚分一気に画像を選択し印刷をしていきます。
箔押し用の絵は黒と白だけの絵になります。
黒い部分が箔がつく場所、白い部分は印刷がされないためそこに箔はつかないわけです。
印刷の設定は、白黒にし出来るだけ綺麗に印刷されるように画質優先を選びます。
速度優先にすると、印刷時に隙間が空きやすく、箔のりが悪くなる原因になるため、必ず画質優先に変えておきましょう。
箔押し用の印刷用紙
印刷にはOHPフィルムを使います。
普通の紙ではなく、透明なフィルムになっています。このフィルムに先程の白黒の絵を印刷するわけです。
トナー交換について
そして、ここでトナーを交換します。
前回お話ししたホワイトトナーへブラックトナーを交換するわけです。
毎回この交換作業がいるため、もう一台プリンターを増やそうかと悩みます。
一台7万ほどする本体を買うのも、このデカイ機械を置く場所を考えるのも悩みどころですが、この作業が無くなれば、かなり楽になるはず。
ブログなりYouTubeなりで収益化が進めば、考えたいと思います。
ホワイトトナーについて
右がブラック、左がホワイトのトナーになります。
パッと見あまり変わらないため、よく間違えて交換せずに印刷してしまう事もあります。
ホワイトトナーはめちゃくちゃ高い!
一本だけで、3万くらいします。
なので、間違えると結構痛いです。
ただ、箔のりがブラックよりいいため、間違えても諦めはつきます。
交換作業
交換のたびに抜き差しするので、トナーの粉が噴き出さないか毎回緊張します。
機械自体への負担も、毎回交換のたびにトナー調整が入る事を考えるとでかいのかもしれません。
やっぱりもう一台いるかなぁ、、、。
ホワイトトナーを使う理由
ホワイトトナーでの印刷は前回お話ししたように、白塗り作業の簡略化です。
実はそれだけではありません。
ホワイトトナーの凄いところは、濃淡がつけられるという事。
つまりどういう事かというと。
白塗りとはキラキラさせたくない箇所を白で塗り潰す作業の事ですが、薄く塗る事でその箇所は若干キラキラが残るくらいの白塗り表現が出来るという事です。
これは手塗りでは不可能な事なので、本気でやりたい場合は、高くてもその価値はかなり大きいと言えます。
画像を見ると、髪の毛等は薄く、体は濃い黒で塗られているのがわかります。
この黒が白で塗られていくわけです。
つまり出来上がりの話をすると、体はキラキラしない、髪などは若干キラキラする、その他白い箇所はキラキラと輝くわけです。
ホワイトトナー印刷
印刷するとこのように白一色になりますが、よく見ると白色で印刷されているのがわかります。
ちなみに、私はリコーのC260Lという機械を使っていますが、家庭向けにはこの機械いがいは無くはないですが、値段が更に高く手が出せないと思います。
という事で、用紙への印刷が全て終わりました。
これらをはり合わせることで、オリカは作られていきます。
製作の話はまた近いうちにしたいと思います。